無垢フローリングのお手入れ
日常のお手入れについて
無垢フローリングは、定期的にお手入れをすることでキレイさを保ち、無垢材の風合いや経年変化を楽しむ事ができます。フローリングの種類(塗装品、自然オイル塗装品、無塗装品など)によって、お手入れ方法や注意点は異なってきますが、今回は「全てに共通しているお手入れ方法」をご紹介していきます。
共通する無垢フローリングの日常のお手入れは、下記の4つ。これら4つに注意して定期的に手入れをしていれば、フローリングをキレイに長く保つ事ができますし、年に1度の大掃除のお手入れも楽になりますよ。
(1) 表面のゴミやほこりは掃除機などで除去する
(2) 拭く場合は、乾いた雑巾で乾拭き (水拭きは極力避けた方がいいです。)
(3) 頑固な汚れをを落とす場合は、硬く絞った雑巾で拭く
(4) 水をこぼしたら、すぐにふき取りとる!
○ 雨漏れ・水漏れについて
基本的にどの無垢フローリングも濡れたままの状態にしていると、床反ったり割れたりする原因になります。水がついたらすぐに拭き取るのが原則です。
塗装品のフローリングの表面には耐水性に優れたUV塗装で保護しておりますが、長時間の水漏れは製品のシミ、汚れの原因となりますので、塗装品でも速やかにふき取ってください。またキッチンや洗面所など、水をよく使用する場所には水濡れ等を考慮してご使用ください。
もし、フローリングに傷(キズ)が付いたら?
フローリングに傷がついたときの簡単な補修・メンテナンス方法は、次の手順で行えます。
(1)傷部分や補修をしたい部分をマスキングテープなどで、接合部の線に添って区分けをしていきます。
(2)#100番から#150番程度のサンドペーパーで、傷が隠れるまで様子を見ながら表面を研磨していきます。その時に、傷部分だけでなく、その傷周りやピース全体を万遍なく研磨すると、仕上がりがきれいになります。その後、#250番程度のサンドペーパーでさらに研磨し表面を仕上げていきます。
(3)研磨後は、乾いた布やブラシ等でくず・ほこりを掃き落とします。
(4)全ての工程が終われば、最後に使用している塗料を塗って乾かせば終了です。
この順番で、傷の簡単な補修・メンテナンスが可能です。ぜひお試しください。
(詳しくは、弊社までお問合せ下さい。)
○ キャスター・重量物について
机、テーブルやイスの脚にはコムキャップをかぶせて、ご使用ください。
またピアノなどの重量物は敷板を介して置いてください。
荷重のかかった状態でキャスター付きのイスやワゴンを動かすと、フローリング材に大きなダメージを与えてしまう事があります。その場合は、カーベットを部分敷きして表面を保護してご使用することをおすすめします。
染み込んだ液体、乾燥して出来たシミの処理方法
無垢フローリングの通常のお手入れは、掃除機や乾いた柔らかい布でのカラ拭き等が適しています。ですが、化粧品や溶液、マニキュア、ジュースなど、こぼしてしまったものが染み込んだり、乾燥してシミになってしまった場合は表面についているものを取り除かなくてはいけません。
その場合の処理方法として、
1)リンレイの「オール床クリーナー」を使用して(原液)、まず表面の汚れをおとす
2)汚れを落とした部分に再度ワックス仕上げをする
が効果的です。(下記の写真)
原液をそのまま使えば古くなったワックスをはがす事ができ、表面に付いたシミなどを取り除く事ができます。表面の汚れを落とした後に再度ワックス仕上げをすることにより、次回同じように汚れがついても落としやすく、また汚れがつきにくくなります。(詳しくは、弊社までお問合せ下さい。)
また原液を30倍に薄めて使うと、掃除機などでは取れない皮脂汚れ、黒ズミもすっきり落とせ普段の床掃除に使用する事ができますよ!
リンレイの「オール床クリーナー」の原液を使用して表面の汚れを落とした場合は、表面の塗装が剥がれている状態になっています。なので、仕上げのワックスをきちんと塗りな押さないと、シミなどがついた場合は落ちない事がありますので、必ず汚れを落とした部分に再度ワックス仕上げを行ってください。
年末、年に1度のワックスがけのアドバイス
フローリング通販GHSでは、無垢フローリングを長いくきれいにお使いいただくために半年や年に1度のワックス掛けをオススメしています。ワックスを定期的に掛ける事で、フローリングの表面を保護し、艶(つや)出し効果が生まれます。
先ずは、ワックス選び!
「木質フローリング用水性樹脂系」を選んで使用してください。
それでは早速、手順です。
【1】天気の良い日に行ってください
ワックスを塗ると独特の匂いが発生します。使用中は風通しを良くするために、出来るだけ晴れた日に行う事をオススメしています。
【2】フローリング表面をキレイにする
表面についたゴミ、ほこりをキレイに掃除機で取り除きます。洗剤を使用する場合は、雑巾にしみ込ませた後に、固くしぼってから使用してください。また洗剤は溝、目地に溜まらないように注意してくださいね。(この作業が仕上がりを左右します。)
【3】水拭きをし乾かす
固くしぼった雑巾で、フローリング表面についた洗剤分を完全に拭き取ります。洗剤分が表面に残っていると、ワックスがきれいにのらない場合があります。洗剤の使用後は、洗剤が残らないようにキレイにふき取ってください。ふき取った後は、完全に乾くまで待ちましょう。
【4】ワックスを塗ります
ワックスは直接フローリングの上に流してはいけません。キレイな雑巾などに含ませて、木目に沿ってムラなく塗っていきます。(畳の半分くらいに対して、500円玉3枚分位が目安です。)
※ワックスを塗布した部分を踏まないように、部屋入口の遠い部分から塗ります。
【5】乾燥させます
季節によって異なりますが、約30~40分乾燥させてください。手で触って見てベタベタなければOKですが、1日は充分に乾かす事をオススメします。ワックスが完全に乾くまで歩かないでくださいね。(乾燥後のからぶきは不要です。)
更に、きれいに仕上げたい場合は、ワックスを2度塗りすることをオススメします。
≪ ワックス掛けする際の注意事項 ≫
天気の良い日を選び、十分に換気を行ってください。ワックスの使用は各種ワックスメーカーの使用方法をよく読んでください。色むらが出るため出来るだけ家具、テーブルを移動してワックスを掛けましょう。(ワックスの掛かってる部分と掛かってない部分で色むらが出る場合があります。)